さらによく噛まなくなったことで、また、しっかりと育たななかった顎の骨は、ほおづえやうつぶせ寝などの睡眠体癖による力で変形し、顎の骨の前後差や左右差の原因になり顔の成長に影響を与えます。
成長とともに顔にその痕跡を残していくのでできるだけ早い生活習慣の修正が必要です。
これらの不適切な外力の改善、さらによく噛むことでこれらの不適切な外力に負けないような口腔顎顔面の育成を行います。矯正治療は歯を動かすことだけではなく生活習慣の改善をおこない、さらに不適切な外力に負けない口腔顎顔面に育て、治療後の良い歯ならびを維持・継続できるようにします。このことを育成と言います。
食事で行う方法が良いと考えています。保護者には「離乳食のやり直しをお願いします」と伝えています。誤った離乳食の方法で壊れた口腔筋機能を正しい機能に改善しましょう。「育成」について言うことは優しいですが、実際におこなうことはそう容易ではありませんが、おこなうことは必要です。